京都議定書の合意から10年が過ぎました
昨年、気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3 温暖化防止京都会議)が行われ、京都議定書が合意されてから10年が経過したことになります。 地球温暖化防止に関わる取組はますます加速しているといえるでしょう。
今年7月には環境会議とも呼ばれる洞爺湖サミットが開催され、2008年は環境を考える年になるといえます。
その一方で、政府は京都議定書目標達成計画の急速な見直しを迫られています。つまり、まだまだこのペースでは温暖化に歯止めをかけるには間に合わないのが現状なのです。
ご承知のように、日本はCO2の排出量を2012年までに1990年代より6%削減することを公約しています。しかし現状は削減どころか逆に7%も増えているのです。このままいくと、2100年には平均気温が最大推計で6.4℃(最良推定値1.8~4℃)、海面水位は平均推計で38.5cm(最大推計59cm)上昇するといわれています。
地球温暖化の最たる要因といえる二酸化炭素の排出を国民一人ひとりが自覚しないかぎり、この数字が現実のものとなってしまいます。
身近なことから始めるエコ活動、「CO2カルク」
しかし、なかなか決定的解決方法は見つからず、「CO2を削減しましょう」などの漠然としたスローガンのみがむなしく響いているのみです。
ではどうして個人への啓蒙活動はうまくいかないのでしょう。それは実感が伴わないからではないでしょうか。
実際に行ったCO2削減行動がどのくらいの成果があげるのかがわからなければ行動する気も起りませんし、継続も難しいのです。
そこで私たちは、私たち自身のCO2排出量をもっと身近に感じれらるアイテムとして、「CO2カルク」なる電卓を開発しました。「CO2カルク」は、12種類の対象ごとにCO2発生量と杉の木の年間吸収量を一発計算表示する魔法の電卓。電池を使用せず、太陽電池のみで駆動します。
私たちは、この「CO2カルク」によって、まずは私たち一人ひとりがCO2の排出量を意識するところから始め、日常の行動に対して変化を促すきっかけにしたいと考えています。
「CO2カルク」を使ってみましょう
「CO2カルク」の使い方はとてもシンプルです。
1. 左側12種類の分類ボタンから選んで押します。



CO2削減を意識するための単位、「ポコ」
CO2削減行動にリアリティを持たせるため作られたのが、「poco(ポコ)」という単位。1pocoはCO2を100グラム削減したことを表します。CO2はキログラムやトン等で計られることが多いのですが、そもそも空気は重さがないので人間の認識にひびきにくいため、削減行動をCO2換算するとどのくらいなんだろう、ということがわかる単位として poco(ポコ)ができました。ドライアイスを水に入れると、ポコポコッとでてくる白いけむりがCO2なので、その音をとって「poco(ポコ)」。またスペイン語でポコアポコは「少しずつ」という意味。少しずつCO2を減らそう、というメッセージも入っています。

